◎権利関係の確認

①隣地との境界確定

隣地との境界点を確認しておかないと、のちのちトラブルになる事があります。契約時（契約前）にしっかり確認しておきましょう。まず、土地の所有者が正当であるかを確認するために、登記簿謄本で所有権がしっかりしていることを確認しましょう。また、隣接地との境界点・境界線を確認し、境界点が不明であれば、境界確定書などを取り交わすことが望ましいです。

②抵当権・担保権の有無

土地に抵当権や担保権が設定されていないかを確認しましょう。万が一、売主がローン返済不能となった場合などに土地が差し押さえられ、不動産売買が成立しない可能性があるため、事前にチェックが必要です。

◎インフラの整備状況

①水道・電気・ガスの引き込み

物件が水道や電気、ガスなどのインフラが整備されているか、またその費用が別途かかる場合があるかを確認しましょう。未整備の土地や、新しく造成された土地などの場合は、上下水道の負担金がかかったり、道路から敷地内にガスの配管を引き込む工事が必要など、費用が掛かる事がありますので、事前の確認が必要です。

②道路の状況

土地にアクセスできる道路が公道であるか私道であるかを確認しましょう。私道の場合、道路の維持管理責任が所有者にある場合があり、トラブルの原因になることもあります。また、道路の幅や接道部分の幅などの確認も必要です。場合によっては、建物の再建築が出来ない土地の可能性もありますのでとても重要です。